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東日本大震災が起きた3月11日を境として、「明るさを希求することは当然のこと。」というこれまでの風潮が一気に反転しました。「暗い方がいいじゃないか?節電節電…。」でも、ただ暗くすれば良いわけではありません。無駄な灯りは消し、本当に必要な灯りを丁寧に灯す…今こそあかりの本質を考えなければなりません。
そんな中、2011年3月にオープンした『二子玉川ライズ』のガレリアでは、しばらく節電のために間引きしただけの暗い照明を点灯していました。そこで、先日改めて節電バージョンとして新たなシーンを設定し、シンプルで力強い光環境を実現しました。節電バージョンでの使用エネルギーは、全点灯時から84%の削減となりました。
あかりの本質を考えながら、快適性をも犠牲にしない照明の在り方を、私たちは追求していきます。
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解説|消費電力84%の削減
一般的に商業施設の照明計画は、「地あかり」を作った上に、賑わいを演出する光を加える方法がとられています。二子玉川ライズでは、「地あかり」を全般に薄っすらと与えるのではなく、同じエネルギーで、メリハリを強く分布させるデザインを行っています。
しかし、今回エネルギー量の大きい「地あかり」を慎重に消灯してみたところ、安全上も問題の無いことが分かりました。店舗から漏れる光や、ショーウィンドウの光で歩行の為の十分な明るさを確保できていたのです。そこで、思い切って「地あかり」と呼ばれる照明をすべて消灯しました。そうすることで全点灯時から84%のエネルギーを削減しています。ほの暗さを許容しながらも、決して寂しくならないように、照明を再生することに成功しました。
床のライン照明はお客様を導く案内役として、「葦」と呼ばれるオブジェの先端の光は、人々の集いのシンボルとしての役割を担っています。また、ブリッジの光は、ガレリア全体における心理的な明るさ感を補助しています。これらの光は、すべて設置済みのLED照明を活用しています。
LED照明の色を電球色に統一し、赤や青といったカラー演出を自粛することで、シンプルで力強い光環境を構成しています。
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